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Channel: 音次郎のギターに寄せて・・
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簡単に作れるトルナボスのギターの作り方

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今日は簡単に作れるトルナボスの作り方を紹介します。
1965年の信濃ギターをトーレスモデルにしてみよう・・
なんちゃって・・馬鹿なこと考えちゃって・・・作りました。

用意するもの、使い古しの布ガムテープでよい。
       透明テープ
       ものさし(ノギスまたはスケールでよい)

1)先ずサウンドホールを測ります。
イメージ 1

2)ガムテープの外径をサウンドホールの経と同じ寸法にする。
イメージ 2
ガムテープの芯のヵ所で80㎜位だから、少しテープが残っていれば利用できる。
サウンドホールは85㎜だからガムテープも外形寸法85㎜にする。

3)外径85㎜にしたガムテープをサウンドホールに挿入する。
イメージ 3
挿入時はギター表面板に合わせるまで押し込まないで、少し手前でストップ!

4)透明テープを用意する。
イメージ 4
透明テープ

5)透明テープをガムテープ芯に放射状に貼り付ける。
イメージ 5

5)挿入したガムテープ筒を慎重に表面板の面に合わせる。
         注意!:ギターホール内部に落とさないように‼
        

6)透明テープをサウンドホールに貼り付ける。
イメージ 6
これで完成だ!


どうですかぁ~・・
簡単で、お金が掛からない100円ショップのガムテープでトルナボスが作れました。
接着剤は使いませんので外す時もギターは痛めません!
透明テープで筒を支えていますので目立ちません!
但し、高級ギターのお持ちの方は、避けて下さいネ!、お勧めしません!
イメージ 7

本来トルナボスは19世紀頃に音量増大の為に工夫されたもので、
アントニオ・トーレスのギターで知られています。
トルナボスとは・・字のごとく、方向を変えられた声(turned voice)を意味してる。
金属性の円筒が本来ギターに用いられるのでしょうが、木材の筒で作られたもの、
紙で作ったもの、材質的な変化は有るのか?無いのか?・・判りませんが・・
なんであれ共鳴するのは同じです。
今回、簡単なトルナボスを私の1965年信濃に装着しましたので、
このギターは間違いなく響き方が変わりました。
今日から1965年ギターは信濃トーレスモデルと勝手に名付けました。(笑い)

おまけの話
ガムテープ幅は30㎜ですので、ギターのボディーの厚みから見て
ガムテープ2本まで追加できます。これはテープでつなぎ合わせればよい。
追加すれば60㎜の筒になりますね。
其のうちトライしてみる価値はありそうだ。


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